薬剤師の始まり
世界中で、古くから使われていた医薬品は薬草であり、中には劇薬や毒になるものもあるため、身体によいものだけを使用するためには、その薬効を見分けて適切な量を適切な間隔で服用することに対する理解を持った人が不可欠だったのです。
この知識を得るには、長年の経験が必要とされていたので、多くの国々で、薬剤師と同じ仕事をする人たちは尊敬の対象となっていました。
世界で最初に「薬剤師」としての位置づけを明確にしたのは、1240年のシチリア島の皇帝、フリードリッヒ2世です。
彼は、自分の暗殺を恐れて、身体を診る医師と、薬を調合する医師を分けました。
身体を診る医師は処方箋を発行し、薬を調合する医師は、身体を診る医師とは全く無関係の人を選ぶことで、毒薬が調合されていないかどうかをチェックするという役割も果たしていました。
この薬を調合する医師が、薬剤師としての仕事の始まりです。
フリードリッヒ2世は、「医薬分業」と「薬事監視」という2つの法律を定めましたが、この法律をもって薬剤師という歴史が始まっています。
薬剤師が勤務する場所は、非常に多くの場所で働いています。 転職して活躍中の薬剤師